トップ > 6. 機内での出来事
6-1. 親切なお客様に涙
スチュワーデスは毎日何百人というお客様と接します。
それだけ多くのお客様と接しているとよい意味でも悪い意味でも印象に残るお客様がいるものです。
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これは私の経験談です。
スチュワーデスとして乗務しだして二年目位の時でした。
紳士風のいわゆるロマンスグレーのお客様が前方のキャビンのお席にいらっしゃいました。
飛行機に乗りなれた方の様で、私たちにも笑顔でサービスしやすいようにお願い事をされるようなそんな素敵なお客様でした。
その日私のフライトのメンバーはそれはそれは厳しいもので、先輩のプレッシャーから逃げるようにサービスをしていたのでした。 顔には出すまいと努力していたのですが、そのお客様には私が蛇に睨まれた蛙のようなそういった状況にいると察せられたのです。
ちょっとサービスが落ち着いたとき、客室内を歩いていた私を呼びとめて
『君、大丈夫?いじめられてるんじゃないの?私が一言いってあげようか?』と。
びっくりしました、そしてとてもありがたく涙がでそうになりましたが、ここでお客様を巻き込む訳にはいきませんし、
第一そんなことなさっていただいた日には私がただじゃ済みません。後々袋叩きにあう可能性も・・・。
しかし1スチュワーデスを気にかけてくださる方がいるなんて!と感激しました。 お気持ちだけ頂戴しておきましたが、あのお客様が私の中で印象深い方になったのです。
世の中すてたものじゃないなぁと思った出来事でした。
6-1. 親切なお客様に涙 6-2. 先輩怖くてにこにこ笑顔 6-3. 逃げたくても逃げられない